LIFE LOG(塵芥の終着点)

塵芥の終着点

あなたの無駄な時間をもう少し無駄にするブログ

大変!七番街へ急ごう!→「お、ベンチあるで!ふぅ~~~……w」

これは何の記事ですか?

こんにちは。大学院も無事修了し社会の荒波に揉まれたりしつつも満員電車には揉まれていなかったりしている今日この頃。気づけば半年ブログを放置していた。実は5件くらい投稿せずに闇に消えた下書きがあったりして。時期を逃してカビが生えてしまったりして。梅雨なので。

さて、半年前同様特にネタがない。が、会社で執筆活動が趣味だったりするんですよねえへえへとか言っておきながら何一つアウトプットが無いまま終了する気がしたので筆を走らせている。正確にはゲーミングキーボードをカタカタさせている。せっかくなので3月の頭頃、つまり外出自粛の流れが始まってから私がどんな生活を送っているのかなんかをまとめられたらなと思う。タイトルの内容は、多分後ほど。

3月:疲れてるだろ?今日はもう寝ようぜ

修論提出後の暇な大学院生は密かにそのボーナスステージを楽しみにしていた。頭の中でヨッシーアイランドのゴールした時のクルクルが再生されていた。そう、学会発表だ。実は年始早々に締め切りの論文(2ページだけど)を提出していて、3月には学会発表という名の旅行が予定されていた。いいだろうが、旅行って言っちゃっても。これのために実験前倒しで年末年始苦しい思いしたんだし結果ちゃんと出したんだから。とまあ幻覚に怒りながら楽しみに待っていたが、そこで突然の死刑宣告、現地開催の中止とオンラインでの発表が告げられた。あんまりだ。発表という凌辱に15分程度耐久することで旅行券(権)を得るというシステムの根底から否定されてしまった。かといって「いえ、僕は遊ぶことが目的なので発表はしません!」なんて口が裂けても言えない。泣く泣く従って研究室のiMacから機械的音声を送り込むアンドロイドになっていた。そして奇跡的に当選していたはずの「アイカツオンパレード!ユニットライブツアー ユニパレ! DX」が中止になって一瞬で人間からベトベターになってしまった。アンドロイドは何処へ? その後千葉県浦安市に行く予定も消されてしまいついにベトベターは「ちいさくなる」で豆粒みたいになってしまった。3月の予定、完全消滅。

すっかり人間社会に絶望したので積みゲーでも消化するかーという気持ちになって、ペルソナ5ザ・ロイヤルをやり始めた。ら。これが、もう、やばい。楽しすぎて逆に外に出たくなくなってしまった。続きが気になり過ぎて1日9時間とか10時間とかやってしまった。近頃昔ほど長時間ゲームをやる体力が無くなったのかと思い込んでいたが、結局は気持ちの問題だったようだ。120時間かけて3学期までクリアしたころには現実の3月も終わろうとしていた。もうその頃には学生生活最後の暇をもっと有意義に過ごせばよかったとか、そういった人間らしい思想は完全に消え失せており、ただただペルソナ5スクランブルも3月中にやっておきたかったという感情に支配されていたししばらく明智吾郎と芳澤さん以外の人間の情報は頭に入ってこなかった。

 

 

4月:いろいろあり崩壊→再生

さて、社会人生活は自宅待機から始まりその後テレワークが始まった。1週間もした頃に新卒同期とオンラインで顔合わせをして親睦を深める日があったのだが、丁度その日に自分の身の周りで不幸があり、かといって初対面で同期にその話をする訳にもいかず強引に笑顔を造りながらモニタに向かって1日偽りの感情を喋り続けたりした。そしたら壊れた。壊れた自覚があった。就活で最終面接に落ちた日と全く同じ症状が身体に発現したからである。ああー俺ってメンタル壊れるとこうなるんだなーと思いながらひらすら布団の中に閉じこもって過ごしたりした。不思議なことにこういう状態でも動画は見れたりして、Youtubeのゲーム実況とHuluの鬼滅の刃をひたすらローテーションしながら休日を過ごしていた。仕事で部署の先輩や上司と話す機会がちょうどその翌週から訪れて、いい感じに気持ちを切り替えられたのが良かった。徐々に「症状」は消えていって、ゲーム実況と鬼滅の刃以外を楽しめるようになった。4月に仕事でメンタルを壊される事例はネット上で散見されるが、仕事でメンタルを回復するパターンというのは稀有なのではなかろうか。

そんなこんなで研修が無きに等しい環境で荒波に揉まれつつGWを迎えて、やっとペルソナ5スクランブルを一気に進めることができた。またペルソナの話かよ。ハマってたもんね仕方ないね。明智吾郎と芳澤さんがいなくて悲しい。竜司のため攻撃が最強過ぎて笑ってたら攻略サイトで弱キャラって言われてて悲しい。柊アリスで5回くらい死んだ。

 

 

5月:「焦らないで、ゆっくり立ち上がろう」→「腹筋ガード!(迫真)」

いやめちゃくちゃ焦るだろうが。何の話かと言うと、お分かりの通り「リングフィットアドベンチャー」の話である。学生時代に通っていたジムも解約してしまい(そもそも休業中)、外で走るのも気が引ける5月、ついにニンテンドーストアで入手した。

リングフィットについては任天堂に謝らなくてはいけないことがある。任天堂からすれば何か知らない人が勝手に謝っている構図だが、ともかくごめんといいたい。私はこのゲームの1stトレーラーが公開されたとき、絶対に売れないと確信していたからだ。


Nintendo Switch リングフィット アドベンチャー 1st トレーラー

これ。いやこれ見て買いたいと思わなくないですか?(失礼) というのも、いつもの任天堂がトレーラーでやりがちな「仲良し集団が何か集まって何か盛り上がっているやつ」の枠にしか収まっておらず、単なるレクリエーション目的の体感ゲームとしか映らなかったのだ。過去にフィットネスゲームとして出たWii fitと比較すると随分とエンタメ性が前面に出されているというか、みんなでワイワイガヤガヤ系のアレなのかなと勝手に残念がっていたりした。私から見ると「ハムちゃんず大集合 ダンスするのだ! 走るのだ!」の類に見えていたのだ。のだっていうのは別にハム太郎に寄せている訳ではない。

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昔むっちゃ遊んだ

でその後は徐々に結構真面目なフィットネスゲーだと明らかになったりもしたのだけど、面白いのが任天堂が恐らく口コミによるじわ売れを意図的に狙ったと思わしきことだ。リングフィットの広告は新垣結衣さんを起用したテレビCMや駅の看板広告といった、ネット層とはやや乖離したものであった(そのためか私はほとんど広告を目にしていない)。これはゲームをやるやらないに拘わらず、運動不足の社会人などにキャッチされて、その口コミを活用しようという意図だったのだろう。事実、発売から数日でSNSやら匿名ブログやらで話題は持ちきりだった。そう、どうせネット層はこの口コミで買うのでこっち側に宣伝の投資をする必要は無かったのだ。多分これ「意外とやばいぞ!リングフィット!」って口コミのファーストインパクトをライト層から生み出すために計画してやってたと思うし、見事にしてやられましたね。すごい。

そんなリングフィットをなるべく2日に1回20分くらいはやろうと現在も継続中である。膝が痛くなるので毎日はちょっと……。運動強度を当初適当に質問に答えてたら26になって悶絶しかけたので現在は23でやってる。でも最近慣れてきて25くらいにしようかなという気分にも進化してきたので継続の力を感じずにはいられない。ところで、運動としてやるかゲームとして取り組むかのバランスを保つのが結構難しい。このゲーム、アイテムや属性相性などといったゲーム的攻略要素が結構多い。パワー増強アイテムなんかを使ったりするとあっさり中ボスを倒せたりするのだが、運動を頑張りたいのに楽をしていいのかといううしろめたさに襲われる。すぐ緑属性(ヨガ)を挟んで休憩しようとするのやめたい。あとスクワットのコスパ悪くないですか? 太ももが太すぎてレッグバンドが一瞬でずり落ちてしまうバグなんとかして。

 

記事タイトルの話忘れてた

これは何かというと、リングフィットを買った頃くらいから並行して進めているFF7Rの話。ファイナルファンタジーシリーズを1作もクリアしたことがないので、リメイクをやるために予めswitchでオリジナル版をクリアしてからやっている。偉い。

グラフィックの進化が凄くてわーきゃー言いながら進めているのだが、同時にリアルの追及がデフォルメの余地を削っていくことをひしひしと感じて複雑な気持ちになっていたりする。その最たる例がタイトルの件で、FF7Rでは冒険中の全回復をベンチで座ることで行うのだ。定番の宿屋はごく一部の場面のみになり、大半はベンチにお世話になる。明らかに深刻な状況でもベンチで一休みできてしまうクラウドさんがなんともシュールである。こういった表現も昔のグラフィックで画面が暗転するだけの回復であれば違和感はあまりないのだが、昨今のリアルな3DCGで映画並みのムービーが流れる合間にベンチに座るというのがなんとも間が抜けている。「デフォルメの余地」という表現が適切なのかは分からないのだが、私が言いたいのはそういう話である。あとオリジナル版ではテントというアイテムがあり、セーブポイントで使用することでパーティーが全回復する効果があるのだが、リメイクでは存在しない。それもそのはず、そもそもミッドガルの大半がテントで野営なんてできそうな場所ではない。かつてはワンボタンで回復演出をしていたから問題なかったものの、リメイクに伴い実際にテントを張ったりキャンプしたりというグラフィックを用意するとなれば話は変わる。他にも、オリジナル版では一瞬の早着替えをするシーンがリメイクではわざわざ着替えを運んでくるように変更されているなど、できる限りデフォルメされていた表現を現実に寄せている様子が見受けられる。

グラフィックの進化は時にリアル的表現の制約で悩ませるのかもしれない。そしてリアル的表現を追求するほど、ゲームは子供向けではなくなる。現実に寄るというのは、出血表現や人体の欠損が描かれることも意味するし、性表現が顕著になることも指す。事実、FF7RはセクシュアルでCERO:Cだったりする。まあリメイクは少年時代に遊んでいた大人たちに向けた作品であることに違いは無いので、だからどうという訳ではないのだが。今後は子供向けゲームをどういう風に作っていくのかが業界のカギになりそうだなぁなどとなんとなく感じてみたり。

 

 

これは何の記事ですか?

なんだったんでしょう。いくつか書こうと思ってたネタをぶっこんだらよく分かんない近況報告になりました。本当はVRでエロ動画を見たらやばすぎて物理的にひっくり返ってしまった話とか、その後グランツーリスモをやったら酔い過ぎて胃の中身をひっくり返しそうになった話とかもするつもりだったけど、今回はこのへんで。仕事もリモートとはいえなかなか忙しくなってきたのでブログの更新は確実に減ると思われる。けど無くなりはしないだろう。そうだよな? 頑張ってくださいね。頑張ります……